『四十年の訓練と忘恩の罪』
【聖句】
『あなたの神、主が、この四十年の間、荒野であなたを歩ませられた全行程を覚えなければならない。それは、あなたを苦しめて、あなたを試み、あなたがその命令を守るかどうか、あなたの心のうちにあるものを知るためであった。』
申命記8章2節
教会開設40周年の徳島教会、会堂建設14周年の年、高島師・慶子師が徳島任命27年目という年…神様は私たちの群れに何を語って下さるのでしょうか…。
指導者モーセは、旧約聖書の時代に、神が選ばれた最も偉大なスポークスマンであった。神様はモーセに語り、彼を通して伝達された御言葉が申命記に要約されている。
8章は、神がイスラエルのために備えられている祝福のベースは、神ご自身の命令である。これをしっかりと心に据えなければならない。それには過去の訓練と警告を覚える必要がある。それは私達一人一人のクリスチャン生涯にあてはまるであろう。
【1】神の訓練と警告(8:1〜6)
主から与えられたすべての命令とは、「おきてと定め」(本書には十七回を数える)である。それを守り行なうならば、あなた方は生きる。即ち、主のみことばに聞き従う者たちに約束の国(カナンの地)で長く幸いに生きる生活が保証されている。
それ故、「あなたの神、主が、この四十年間、荒野で歩まされた全行程」(2節)を回顧する…そこで神様の訓練の目的は、
●信仰者の心の中にあるものを知るため。
「あなたを苦しめ」「あなたを試み」とはカナンの地に入る前に、荒野で信仰テストし、神の命令を守るかどうかの神様の訓練方法であった。具体的には、「苦しめ、飢えさせて、‥・」今まで知られなかったマナを食べさせました。それは、人はパンだけで生きるのではなく、主の口から出るすべての言葉、神の言葉で生きる根拠を教えた
●神の訓練は、神ご自身の子供として扱っておられるため。
訓練は試練を与えられて、教えられ訓戒され撒戒されて、神の祝福と勝利を得る。神の訓練に失敗すると、その訓練は長引くのである。民たちはカナンの地に入るのに一年ではなく四十年間も必要とされた。
(重要な事は何か)
○過去の訓練を忘れない。○過去の教訓を忘れない。○神の心遣いを忘れない。
「忘れる」という、忘恩の罪に陥らないよう警戒しようではないか。
【2】恵みの忘恩と警告(7〜20)
「あなたの神が、主が、あなたを良い地に導き入れようとしておられる」良い地とは、モーセ時代のカナンの地、肥沃な地であり農産物を豊に産出した。また、鉱物資源も豊であった。12、13節には、文字どおりの繁栄と祝福と豊かさである。14〜16節は、奴隷の地エジプトから救われ訓練を受けたのは幸福になる為、主の恵みを忘れるな。
(1)あなたの神、主を、忘れる理由。
●「あなたの心が高ぶり」高慢の罪。苦難から平安に、貧しさから豊かさに変って行くと、最初の頃は感謝する。しかし、後には自己満足、自己満悦になる。時には白己誉れ、自慢などに代わる。それが人間性の弱さである。罪の性質が現れる。
●「この私の力、私の手の力が、この富を築き上げた」傲慢の罪。
傲慢の心は、主が良いことをして下さった事を忘れ、祝福と繁栄を人間の能力とか幸運という言葉で説明する。すると、実に悲しい結果を待ち受ける。それは恵みの与え主・神から離れて、「私は今、幸わせです」と言うようになる。
さらに、神への忠誠心よりも低級なものへの忠誠心になる。即ち、この世のもの、肉的なものに向かうのである。
この傲慢の罪が除去されるためにはエジプトの地(罪の生活)から救われ、カナンの地(キヨメの生活)に入ることである。賛美歌328番を賛美したい。
(2)モーセの警告(18、19、20節〉
●あなたの神、主を心に据えなさい。何故なら、富を与えるのは神御自身。
●あなたの神、主を忘れるな。何故なら、他の神々に従い、神の命、霊的な命、永遠の命を失うから。
●あなたの神、主のみ声に聞き従え。何故なら、永遠の命を失い滅びないために。さもないと、アナタも滅びる。
(結び)2章7節を引用しよう。
神様はもう一度、民達に、この40年間に受けた恩恵を思い出させ、決して忘恩の罪に陥らないよう警告したのである。
◆神は民たちを訓練し、祝福された。
◆神は彼らの荒野の行程を見守られた。
◆神は彼らと共におられた。
◆神は何一つ欠乏させる事をしなかった
私たちの信仰・短い徳島教会の歴史を見る時、離れたり批判したり回復したりするが、神は生きておられ不変である。