礼拝メモ

2008年10月12日   パウロの聖化と宣教計画
ローマ書15章14〜22節
…はじめに・‥
本書のテーマ「義人は信仰によって生きる」(1:17)とは、イエス・キリストを信じる 信仰による神の義であった。この神の義を、パウロはあらゆる角度から論じ、その議論は罪 性的、心霊的、歴史的、社会的なあらゆる領域に及んだ。ただし主要な論述は、15章13 節で語り終わった。パウロはこの後、霊的な充実感と内的な喜びを味わいながら、私信的な 締めくくりへと入っていく。この締めくくりは、神の僕としてのクリスチャンの喜びであっ た。そしてまたそれは、自分の奉仕およびクリスチャン生活と奉仕の模範として、同じ目的 を分かち合った人々に対する恵みの言葉ともなったのである。
【1】 手紙を書いた理由(14〜16節)
(14節)パウロはローマの兄弟たちに、親しみをもって呼びかけ、彼らの信仰の豊かさと 成長とを確信していた。つまり、「善意、知恵、訓戒の能力」があることである。「善意」に は、親切さ、慈愛、正直さ、誠実さが含まれる。そして「善意」は他者への思いやりに満ち た品性をつくる。これは御霊の実である(ガラテヤ5:22)。「知恵」とは、知識の意味も あるが、あらゆる問題に対する正しい洞察と理解のことである。善意にあふれ、知恵に満た されても、互いに教え合う「訓戒」の能力が求められる。パウロは、彼らが信仰的資質、知 的理解、およびそれらを応用する能力を持っていると「確信している」。アーメン。
(15節)パウロが大胆に書く理由は、ローマ教会員たちの信仰内容を鮮明にするためであ る。彼らは福音の真理を持っている.パウロも、彼ら一人一人に対して、その大胆な真理を 持っていることを自覚するよう語っている。なぜならパウロは「神からの恵みを受けて」、 大いなる確信をもっているからである。
(16節)パウロの受けた恵みは、福音によって異邦人が救われることであった。神の恵み は、彼をして異邦人への伝道に啓示された奥義(エペソ3:1〜6)であった。それゆえパ ウロは、彼らのために「イェスの仕え人」となった。「仕え人」とは、Lもべとして仕える 人だけではなく、祭司として奉仕する人をも意味した。パウロは、自らの福音の宣教を、祭 司のような働きをしているものと考えていた。祭司は、神と人との和解の働きをするもので ある。キリストの福音は、まさに、この和解の福音なのである(Uコリン.ト5‥18〜21)。 さらに、和解の恵みを受けた者は、「聖霊によって聖なるもの」とされた。旧約時代、傷 のない羊が祭壇にささげられたように、異邦人キリスト者が神にささげられる時、彼らも聖 霊によってきよめられるのである。
【2】 パウロの宣教計画(17〜22節)
@ 神の奉仕にあずかったことを、誇りに思っている(17節)。
A パウロの奉仕は、異邦人を従順にするためのわざであった(18〜19節)。
B 奉仕の恵みと力は、キリストのわざと聖霊によるわざである(19節)。
C パウロは、エルサレムからイルリコまで、福音を宣べ伝えた(19節)。
D さらにパウロは、未伝道地に福音を伝えようと心がけている(20〜21節)。
E ローマ西方伝道では幾度も妨害を受けたが、ローマ以西の宣教に対してパウロの心は燃 えている。
<結び>
@ キリストの福音は、罪からの救いと聖められることである。
A キリストの福音は、全世界に対する福音である。